1936 コレクション

フレッド・サミュエルが最初にジュエリーの世界に触れたのは、宝石を扱っていたことで有名な家族を通してでした。

子供の頃、彼はアルゼンチンの太陽の下で見る宝石の輝きに魅了されました。その後パリでも魅了され、パールや宝石のディーラーであるウォームス兄弟のもとで修業を積みました。

共通のテーマであり、ユニークなデザイン要素でもあるアーチは、「1936」コレクションの10点の作品でさまざまな表情を見せています。全てのセットにおいて、アールデコ調のラインは多様な幾何学模様で表現され、完璧なシンメトリーから流れるようなアシメントリーへと変化したり、グラフィカルなカスケード状に連なったりしています。

フレッド・サミュエルにとって永遠の驚きの源である宝石へのオマージュとして、これらの現代的なバリエーションは、3色のカラーストーンと洗練されたアコヤ真珠を交互に採用しています。

最初のセットは、有名なムゾ鉱山で調達されたコロンビア産エメラルドにスポットを当てています。ネックレスにセットされたエメラルドは、壮麗なアーチのくぼみにあしらわれています 。この卓越した4カラット超のセンタ―ストーンは、魅惑的なグリーンの輝きを放ち、バゲットカットとブリリアントカットのダイヤモンドをあしらった建築的なラインによって、その深みがさらに際立っています。ソリティアと同様に爪で留められたエメラルドは、同じ重さと輝きを持ち、アーチを描くリングのハイライトとなっています。このグラフィカルな組み合わせは、惜しみなく2つの石をあしらったイヤリングにも再現されています。