加熱プロセスは、一部のカラーストーンにおいて、カッティングや研磨に加えられる伝統的な宝石加工として知られています。
ルビー
ルビーは、ラテン語で「赤」を意味するrubeusという言葉から名付けられました。 サファイア サファイアは、ギリシャ語で「青色の石」を意味するsappheirosから名付けられました。
サファイアはコランダムの一種で、実にさまざまな色味を持っています。最もよく知られるブルーをはじめ、ピンク、イエロー、オレンジなどがあります。なかでも希少な「パパラチア サファイア」とよばれるピンクと紫の中間色と、ピンクとオレンジの中間色のものが高く評価されます。
メゾンのジュエリーのなかには、石に託された美を称揚するこの一般的な加工処理が施されているものがあります。
ルビーはコランダムの一種で、はっきりした赤色を特色とします。この色味に様々なカラーニュアンスが加わることがあります。
エメラルドは、ギリシャ語で「緑の貴石」を意味するsmaragdosから名付けられました。このsmaragdosは、セム語の「輝く」を意味する言葉に由来しています。
エメラルドはベリル(緑柱石)の一種で、美しい緑色を特徴とし、青みや、黄みを帯びたカラーニュアンスが見られることもあります。エメラルドには「フロスト」と呼ばれる内包物が見られることがあり、この内包物が集まると「ガーデン」と呼ばれます。
エメラルドに用いられることで知られる「エメラルドカット」と呼ばれるカッティングは、宝石とそのカラーを美しく表現します。
「フロスト」を含んだエメラルドは脆いため、取り扱いには十分に注意してください。
石を、直射日光や高温になるもの、温度が急激に変化する場所を避けることが強く奨励されています。家庭用洗剤や化粧品、香水といった化学製品や、腐食性のある製品とは接触しないようにして下さい。
スピネル
スピネルは、ラテン語で「棘」を意味するspina から名付けられました。これは尖った形状をした結晶に由来しています。 トルマリン トルマリンは、シンハラ語で「さまざまな色が混じりあった石」を意味するthuramali から名付けられました。
スピネルは半透明のファインストーンで、レッド、ピンク、ブラックなどの様々な色調があります。ブラックスピネルは、ブラックダイヤモンドよりも強く深みのある黒色をしています。
トルマリンはさまざまな色味があり、ピンク、イエロー、グリーン、レインボーカラーなどが知られています。
最も希少であることから高い価値があるとされるレッドトルマリンは、ルーベライトの名で知られています。ルーベライトは、ラテン語で「レッド」を意味するrubellusという言葉から名付けられました。
アメシストは、古代ギリシャ語で「陶酔した」を意味するaméthustosから名付けられており、石の色味が水で割った赤ワインに似ていたことから、そう呼ばれるようになりました。 水晶(石英/クオーツ)は、ギリシャ語で「氷」を意味するkristallos から名付けられました。この石が、神によって作られた永遠に溶けない氷だと信じられていたことに由来しています。
水晶は鉱物の一種で、ピンク、イエロー、グリーンをはじめとする様々な色味を有し、中には内包物を持つ水晶もあります。針状の鉱物を含んだものはルチル クオーツと呼ばれています。
水晶には、美的観点から一般的な成形加工を施されることがあります。
アメシストは水晶の一種で、半透明な石は様々な濃さの紫色を帯びています。また、見る角度によってその紫色は青みが見られたり、ピンクがかったりします。
アメシストには、美的観点から一般的な成形加工を施されることがあります。
トパーズは、紅海のTopazios 島に由来し、サンスクリット語で「火」を意味するtapasから名付けられたと言われています。
トパーズは、ピンク、イエロー、グリーン、レインボーなど、幅広い色味が特徴です。
均一なカラーと、唯一の輝きを実現するために、フレッドの製品に使用されているブルートパーズには、その美しさを表現するため放射線照射による加工が施されています。
これは、ジュエリー製品に使用されるブルートパーズに一般的に使用されている加工で、ジュエリーを身に付ける人に対するリスクは一切なく、この加工によって美しい色調が実現されています。深いブルーをした「ロンドンブルー」や、明るいターコイズブルーの「スイスブルー」はその一例です。
オパールは、サンスクリット語で「プレシャスストーン」を意味するupala から名付けられています。
オパールは「希望の石」とも呼ばれています。
オパールは非常に幅広い色調があり、深く鮮やかなピンクから半透明の明るいオパールまで豊かなトーンが見られます。
オパールは脆いため、取り扱いには十分に注意してください。
石を、直射日光や高温になるもの、温度が急激に変化する場所を避けることが強く奨励されています。家庭用洗剤や化粧品、香水といった化学製品や、腐食性のある製品とは接触しないようにして下さい。
真珠とマザー オブ パールは、外部の侵入から守るため、貝殻の内部で形成されたミネラル物質で、牡蠣やミミガイなどに見られます。
最もよく知られたマザーオブパールは白色に虹色の光沢を有し、中にははちみつ色や淡いピンク、紫、グレーのニュアンスを含んだものもあります。
フレッドのコレクションの一つ「べ デ ゾンジュ」には、淡水産のバロックパールを使用しています。そのために一つ一つのパールの形状が異なります。養殖真珠は生きているため、空気との接触によって自然に再生します。
本来の輝きを表現するため、真珠には一般的に漂白加工が施されています。
真珠とマザーオブパールは繊細な素材であるため、取り扱いには十分な注意が必要とされ、直射日光や高温になるものの近く、急激な温度変化や摩擦を避けることが強く奨励されています。また、家庭用洗剤や化粧品、香水といった化学製品や、腐食性のある製品との接触はしないようにして下さい。
お手入れは頻繁していただき、柔らかい布で表面の汚れを優しくふき取り、箱などに個別に収納するようにしてください。
コーネリアンは、ミズキの木(cornel)に実った鮮やかな赤色の「ミズキの実(cornouille)」から名付けられました。このオーナメンタルストーンは玉髄の一種です。
均一なカラーと唯一の輝きを実現するために、フレッドの製品に使用されているコーネリアンには、その美しさを実現するための、染色による処理が施されています。これは、ジュエリー製品に使用されるコーネリアンに一般的に使用されている加工で、ジュエリーを身に付ける人や衣服への色移りはありません。この処理によって、オレンジ、ブラウンレッド、深紅といった様々な色調を実現することができます。
ラピスラズリは、ラテン語で「石」を意味するlapisと、「紺碧」を意味するlazuli から名付けられています。その名の通り、ラピスラズリは不透明なブルーカラーをしており、紺碧や、非常に鮮やかな青色のニュアンスを有しています。
フレッドの製品に使用されているラピスラズリは、黄鉄鉱によるゴールドの輝きに彩られ、この軽度の内包物が独特の風合いを構成しています。 ターコイズは、「トルコの石」を意味する名前で、十字軍遠征の時代に広くヨーロッパで知られるようになりました。この石の色が、ターコイズカラーという青色系の色の名前を生み出しました。
近年、あらゆる鉱脈が彫りつくされ、ターコイズの産出は非常に難しくなりました。均一な色味と唯一の輝きを実現するために、フレッドの製品に使用されているターコイズには、その美しさを実現するためにスタビライズ処理が施されています。この処理は、ジュエリー製品に使用されるターコイズに一般的に施される加工で、ジュエリーを身に付ける人に対するリスクは一切ありません。